2008年4月19日
カーボンオフセット
更新日時:2008年4月19日
最近、テレビや雑誌でこの言葉をよく耳にします。
カーボンオフセット(carbon offset)とは、人間の経済活動や生活などを通して「ある場所」で排出された二酸化炭素などの温室効果ガスを、植林・森林保護・クリーンエネルギー事業などによって「他の場所」で直接的、間接的に吸収しようとする考え方や活動の総称です。
発生してしまった二酸化炭素の量を何らかの方法で相殺し、二酸化炭素の排出を実質ゼロに近づけようという発想がこれら活動の根底にはあり「カーボンオフセット」という用語も「二酸化炭素(カーボンダイオキサイド:carbon dioxide)を相殺する(オフセット:offset)」に由来しています。
具体的な取り組みとしては、植林などにより二酸化炭素を固定化する(=二酸化炭素の吸収量を増やす)。または二酸化炭素固定化技術による固定化。
間接的な方法としては、京都議定書で定められた「クリーン開発メカニズム:clean developement mechanism(CDM)」などを通して、潜在的に二酸化炭素を多く排出する途上国の設備を先進国の削減技術を用いて改良し、排出する二酸化炭素の量を減らす。この減らした分の二酸化炭素の量によってオフセットを実行するなどがあります。
旅行関連での取り組みをあげると大手の旅行代理店KNTが旅行中に出る
二酸化炭素を排出枠の購入で相殺する団体旅行ほ5月から販売する予定です。
排出したCO2を自主的に補う仕組みで一人当たりの負担は500円程度で初年度
は一万人の利用を目指しているそうです。
今後は同種の環境維持の費用を負担する旅行が定着しそうです。
京都議定書に基づき国連認証の排出枠をカーボンオフセット会社より購入
し、途上国で水力や風力などの発電を増やし化石燃料の利用を減らすことで
発生したCO2排出枠を使用します。
旅館、ホテル業界もカーボンオフセットに関連する取り組みや、事業を
行うことはそう遠くないと思われます。
いつまでも豊かな自然環境のもとに暮らしたいと思うのは私だけではありませんね。
地域ブランド 塩原温泉 やまの宿 下藤屋
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作成者:shimofujiyaカテゴリー:お知らせ